プラグインWooCommerceのwoocommerce_twenty_seventeen_stylesフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_twenty_seventeen_styles フィルタは、WooCommerceとTwenty Seventeenテーマのスタイルシートをカスタマイズするために使用されます。このフィルタを利用することで、デフォルトのスタイルを変更したり、追加のスタイルを読み込むことが可能になります。これにより、ユーザーはWooCommerceのデザインをテーマに合わせて調整することができます。

よく使われる用途

カスタムフォントの読み込み
色の変更やテーマに合わせたスタイルの追加
レイアウト調整のためのCSSの上書き
商品ページの特定要素のスタイル変更
カートやチェックアウトページのスタイルカスタマイズ
モバイル表示向けのスタイル調整

構文

add_filter( 'woocommerce_twenty_seventeen_styles', 'custom_function_name' );

パラメータ

$styles (array): デフォルトのスタイルシートURLを含む配列。

戻り値

(array): 修正されたスタイルシートURLの配列。

使用可能なプラグインとバージョン

WooCommerce: バージョン3.0以上
WordPress: バージョン4.7以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head	〇

サンプルコード

サンプルコード1: カスタムCSSを追加

add_filter( 'woocommerce_twenty_seventeen_styles', 'add_custom_styles' );

function add_custom_styles( $styles ) {
    $styles[] = 'https://example.com/custom-css.css';
    return $styles;
}

このコードは、カスタムCSSファイルをWooCommerceのスタイルに追加します。

サンプルコード2: デフォルトスタイルを変更

add_filter( 'woocommerce_twenty_seventeen_styles', 'modify_default_woocommerce_styles' );

function modify_default_woocommerce_styles( $styles ) {
    if ( isset( $styles[0] ) ) {
        $styles[0] = str_replace( 'style.css', 'new-style.css', $styles[0] );
    }
    return $styles;
}

この例では、デフォルトのスタイルシートのURLを新しいスタイルシートに変更しています。

サンプルコード3: カスタムフォントを追加

add_filter( 'woocommerce_twenty_seventeen_styles', 'add_custom_font_style' );

function add_custom_font_style( $styles ) {
    $styles[] = 'https://fonts.googleapis.com/css?family=Roboto:300,400,500';
    return $styles;
}

このコードは、Google Fontsからカスタムフォントを追加するスタイルをWooCommerceに読み込ませます。

サンプルコード4: スタイルの削除

add_filter( 'woocommerce_twenty_seventeen_styles', 'remove_default_style' );

function remove_default_style( $styles ) {
    // 指定したインデックスのスタイルを削除
    if ( isset( $styles[1] ) ) {
        unset( $styles[1] );
    }
    return $styles;
}

このサンプルでは、WooCommerceのデフォルトスタイルの一つを削除しています。

サンプルコード5: 条件に基づくスタイルの追加

add_filter( 'woocommerce_twenty_seventeen_styles', 'conditional_styles' );

function conditional_styles( $styles ) {
    if ( is_product() ) {
        $styles[] = 'https://example.com/product-page.css';
    }
    return $styles;
}

このコードは、商品ページの場合にのみ特定のスタイルシートを追加します。

概要