プラグインWooCommerceのwoocommerce_webhook_statusアクションの使用方法・解説

概要

woocommerce_webhook_statusは、WooCommerceのウェブフックの状態が変更されたときにトリガーされるフックです。このアクションは、特定のイベントが発生した際にカスタム処理を行うために最適です。主な用途には以下のようなものがあります。

ウェブフックの状態変更に応じてカスタムアクションを実行する。
状態変更の記録をデータベースに保存する。
他のサービスとのインテグレーションを行うためのトリガーとして使用する。
通知システムを構築して状態変更を加盟者に通知する。
ログファイルに状態変更を記録する。
管理者へのメッセージを送信して状態変更を知らせる。

構文

do_action( 'woocommerce_webhook_status', $webhook_id, $status );

パラメータ

$webhook_id (整数): ウェブフックのID。
$status (文字列): ウェブフックの新しい状態。

戻り値

このアクションは、特定の戻り値を持ちません。カスタム処理が実行されることを目的としています。

使用可能なプラグインバージョン

WooCommerce: バージョン3.0以降
WordPress: バージョン4.0以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: ウェブフックの状態変更時にログを記録

add_action( 'woocommerce_webhook_status', 'log_webhook_status_change', 10, 2 );

function log_webhook_status_change( $webhook_id, $status ) {
    $message = "Webhook ID: $webhook_id has changed status to: $statusn";
    error_log( $message );
}

このコードは、ウェブフックの状態が変更されるたびにその情報をエラーログに記録します。

サンプル2: ウェブフックの状態変更時にメール通知

add_action( 'woocommerce_webhook_status', 'notify_admin_webhook_status_change', 10, 2 );

function notify_admin_webhook_status_change( $webhook_id, $status ) {
    $to = 'admin@example.com';
    $subject = 'Webhook Status Changed';
    $message = "Webhook ID: $webhook_id has changed status to: $status";
    wp_mail( $to, $subject, $message );
}

このコードは、ウェブフックの状態が変更された際に管理者に通知するためのメールを送信します。

サンプル3: ステータス変更に基づくカスタム処理

add_action( 'woocommerce_webhook_status', 'custom_processing_on_webhook_status_change', 10, 2 );

function custom_processing_on_webhook_status_change( $webhook_id, $status ) {
    if ( 'active' === $status ) {
        // 特定のアクションを実行
        // ここにコードを追加
    }
}

このコードは、ウェブフックがアクティブな状態に変更されたときに特定のカスタム処理を実行します。

サンプル4: 外部APIにデータを送信

add_action( 'woocommerce_webhook_status', 'send_webhook_status_to_external_api', 10, 2 );

function send_webhook_status_to_external_api( $webhook_id, $status ) {
    $api_url = 'https://api.example.com/update-webhook';
    $data = json_encode( array( 'id' => $webhook_id, 'status' => $status ) );

    $args = array(
        'body'    => $data,
        'headers' => array( 'Content-Type' => 'application/json' ),
    );

    wp_remote_post( $api_url, $args );
}

このコードでは、ウェブフックの状態変更を外部APIに送信します。

サンプル5: データベースに状態変更を保存

add_action( 'woocommerce_webhook_status', 'store_webhook_status_change_in_db', 10, 2 );

function store_webhook_status_change_in_db( $webhook_id, $status ) {
    global $wpdb;
    $table_name = $wpdb->prefix . 'webhook_status_log';

    $wpdb->insert( 
        $table_name, 
        array( 
            'webhook_id' => $webhook_id,
            'status'     => $status,
            'timestamp'  => current_time( 'mysql' )
        )
    );
}

このコードは、ウェブフックの状態変更をカスタムテーブルに保存します。

これらのサンプルコードはすべて、特定の目的に応じてwoocommerce_webhook_statusアクションを使用しています。

概要

構文