プラグインWooCommerceのwoocommerce_webhook_updatedアクションの使用方法・解説

概要

woocommerce_webhook_updated アクションは、WooCommerceでウェブフックが更新された際にトリガーされます。このフックを使用すると、特定の条件下でカスタム処理を実行することが可能です。主に以下のような機能を実装する際によく使われます。

データベースの更新
サードパーティサービスへの通知
ログの記録
カスタムのメール送信
ユーザーインターフェースの更新
分析ツールへのデータ送信

構文

add_action('woocommerce_webhook_updated', 'your_custom_function', 10, 4);

パラメータ

$webhook – 更新されたウェブフックオブジェクト。
$old_webhook – 更新前のウェブフックオブジェクト。
$config – ウェブフックの設定配列。
$request – リクエストデータ。

戻り値

このアクション自体には戻り値はありません。処理の結果については、登録した関数内で適切にハンドリングする必要があります。

ワードプレスとWooCommerceのバージョン

WordPress: 5.0以上
WooCommerce: 3.0以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: ウェブフック更新時にログを記録する

このコードは、ウェブフックが更新された際に更新内容をログファイルに書き込むサンプルです。

add_action('woocommerce_webhook_updated', 'log_webhook_update', 10, 4);

function log_webhook_update($webhook, $old_webhook, $config, $request) {
    $log_entry = sprintf("Webhook ID %d updated at %sn", $webhook->get_id(), date('Y-m-d H:i:s'));
    file_put_contents(plugin_dir_path(__FILE__) . 'webhook_log.txt', $log_entry, FILE_APPEND);
}

説明: ウェブフックが更新される度に、その情報をテキストファイルに書き込むことで、変更履歴を管理します。

サンプルコード2: 外部APIに通知を送信する

ウェブフックが更新された際、外部APIに通知を送るサンプルコードです。

add_action('woocommerce_webhook_updated', 'notify_external_api', 10, 4);

function notify_external_api($webhook, $old_webhook, $config, $request) {
    $url = 'https://example.com/api/webhook-notification';
    $data = [
        'webhook_id' => $webhook->get_id(),
        'old_data' => $old_webhook,
        'new_data' => $webhook,
    ];

    wp_remote_post($url, [
        'body' => json_encode($data),
        'headers' => ['Content-Type' => 'application/json'],
    ]);
}

説明: ウェブフックの更新を外部APIに送信し、リアルタイムで情報更新を行います。

サンプルコード3: 特定の条件でメールを送信する

ウェブフックが更新された際、特定の条件を満たす場合にだけメールを送信するコードです。

add_action('woocommerce_webhook_updated', 'send_email_on_update', 10, 4);

function send_email_on_update($webhook, $old_webhook, $config, $request) {
    if ($webhook->get_status() === 'active') {
        wp_mail('admin@example.com', 'Webhook Updated', 'A webhook has been updated.');
    }
}

説明: ウェブフックのステータスがアクティブな場合に管理者に通知メールを送信します。

サンプルコード4: 更新内容をカスタムデータベーステーブルに保存する

このコードは、ウェブフックの更新内容をカスタムデータベーステーブルに保存する例です。

add_action('woocommerce_webhook_updated', 'save_webhook_to_custom_table', 10, 4);

function save_webhook_to_custom_table($webhook, $old_webhook, $config, $request) {
    global $wpdb;
    $table_name = $wpdb->prefix . 'custom_webhook_log';
    $wpdb->insert($table_name, [
        'webhook_id' => $webhook->get_id(),
        'updated_at' => current_time('mysql'),
        'data' => json_encode($webhook),
    ]);
}

説明: ウェブフックの情報をカスタムテーブルに保存し、後からの分析や管理に役立てます。

サンプルコード5: キャッシュをクリアする

ウェブフックが更新された際に、特定のキャッシュをクリアするためのコードです。

add_action('woocommerce_webhook_updated', 'clear_cache_on_webhook_update', 10, 4);

function clear_cache_on_webhook_update($webhook, $old_webhook, $config, $request) {
    if (function_exists('wp_cache_flush')) {
        wp_cache_flush();
    }
}

説明: ウェブフックが更新された瞬間にサイトのキャッシュをクリアし、最新の情報を即座に反映します。

概要

構文