プラグインWPFormsのwpforms_email_display_empty_fieldsフィルタの使用方法・解説

概要

wpforms_email_display_empty_fields フィルタは、WPFormsプラグインで生成されるメール通知の内容をカスタマイズするためのフックです。このフィルタを使用することで、フォームのデータにおいて空のフィールドを表示するかどうかを制御できます。デフォルトでは、空のフィールドは表示されませんが、特定の要件に応じて表示させることができます。

よくこのフィルタを使用する機能は以下の通りです：

メール通知のカスタマイズ
フォーム提出内容の明示化
ユーザーエクスペリエンスの向上
データバリデーションの実施
フォームのフィールド表示の条件付き制御
ログのためのデバッグ情報の追加

このフィルタは、WPFormsのバージョン1.6.0以降で使用可能で、WordPressのバージョン5.0以降で利用できます。

構文

add_filter( 'wpforms_email_display_empty_fields', 'your_function_name', 10, 2 );

パラメータ:
1. $display (bool): 空のフィールドを表示するかどうかのフラグ。
2. $form_data (array): 現在のフォームデータの配列。
戻り値: フィルタを通過した後、空のフィールドを表示するかどうかの真偽値。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション名	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1

add_filter( 'wpforms_email_display_empty_fields', 'custom_display_empty_fields', 10, 2 );

function custom_display_empty_fields( $display, $form_data ) {
    // 空のフィールドを常に表示する
    return true;
}

このコードは、すべての空のフィールドをメールに表示するためにフィルタを調整しています。

サンプルコード2

add_filter( 'wpforms_email_display_empty_fields', 'conditional_empty_fields_display', 10, 2 );

function conditional_empty_fields_display( $display, $form_data ) {
    // 特定のフォームIDに対して空のフィールドを非表示にする
    if ( $form_data['id'] == 123 ) {
        return false;
    }
    return $display;
}

このコードは、特定のフォームID (123) の場合に限り空のフィールドを非表示にしています。

サンプルコード3

add_filter( 'wpforms_email_display_empty_fields', 'log_empty_fields_display', 10, 2 );

function log_empty_fields_display( $display, $form_data ) {
    // ログに空のフィールドの表示設定を書き込む
    error_log( '空のフィールド表示: ' . var_export($display, true) );
    return $display;
}

このコードは、空のフィールドの表示設定をログに記録します。デバッグ目的に役立ちます。

サンプルコード4

add_filter( 'wpforms_email_display_empty_fields', 'filter_fields_based_on_user', 10, 2 );

function filter_fields_based_on_user( $display, $form_data ) {
    // ユーザーがログインしている場合のみ空のフィールドを表示
    if ( is_user_logged_in() ) {
        return true;
    }
    return false;
}

このコードは、ユーザーがログインしている場合のみ空のフィールドを表示します。

サンプルコード5

add_filter( 'wpforms_email_display_empty_fields', 'customize_empty_field_message', 10, 2 );

function customize_empty_field_message( $display, $form_data ) {
    // 空のフィールドが表示される場合のメッセージを変更
    if ( $display ) {
        add_filter( 'wpforms_email_empty_field_message', function() {
            return 'このフィールドは空です。';
        });
    }
    return $display;
}

このコードは、空のフィールドが表示される際のメッセージをカスタマイズします。

引用元のページは、WPFormsの公式ドキュメントやGitHubリポジトリを参照してください。

概要

構文