ワードプレスのcurrent_time関数の使用方法・解説

概要

current_time関数は、WordPressで現在の日時を取得するための関数です。この関数は、特に日付や時間に依存する機能を実装する際によく使用されます。具体的には、以下のような機能に利用されます。

  1. 投稿の作成・編集日時の取得
  2. ユーザーがログインした時間の記録
  3. イベントやスケジュールの管理
  4. タイムスタンプを持つデータの表示
  5. カスタムクエリの実行時の日時参照
  6. ログファイルに記録する時間の取得
  7. 日時を扱うウィジェット・APIの開発
  8. データベース内の日付フィルター処理

構文

current_time( $type, $gmt = false );

パラメータ

  • $type: (string)日時のフォーマットを指定します。’mysql’, ‘timestamp’ など。
  • $gmt: (bool)デフォルトはfalse。trueにするとGMT(協定世界時)での日時を返します。

戻り値

指定された形式での現在の日時を返します。

関連する関数

使用可能なバージョン

この関数はWordPressのすべてのバージョンで使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/functions.php

サンプルコード

サンプル1: 現在の日時をMySQL形式で取得

$mysql_time = current_time('mysql');
echo $mysql_time; // 2023-10-01 12:34:56 のように出力

このサンプルは、現在の日時をMySQLの形式で取得し、表示します。

サンプル2: 現在のタイムスタンプを取得

$timestamp = current_time('timestamp');
echo $timestamp; // 現在のタイムスタンプが出力される

このサンプルは、現在のUnixタイムスタンプを取得して表示します。

サンプル3: GMTで現在の日時を取得

$gmt_time = current_time('mysql', true);
echo $gmt_time; // GMT形式の現在の日時が出力される

このサンプルは、GMT(協定世界時)形式で現在の日時を取得して表示します。

サンプル4: 日付をフォーマットして表示

$current_date = current_time('Y-m-d H:i:s');
echo "現在の日時: " . $current_date; // 読みやすい形式で出力

このサンプルは、指定したフォーマットで現在の日時を表示します。

サンプル5: Unixタイムスタンプから日時に変換

$stamp = current_time('timestamp');
$formatted_date = date('Y-m-d H:i:s', $stamp);
echo "フォーマット済み日時: " . $formatted_date; // フォーマット済み日時を出力

このサンプルは、現在のUnixタイムスタンプを読みやすい形式に変換して表示します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

非推奨または削除されたバージョン

current_time関数は、特定のバージョンで非推奨または削除されたことはありません。

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