概要
current_time
関数は、WordPressで現在の日時を取得するための関数です。この関数は、特に日付や時間に依存する機能を実装する際によく使用されます。具体的には、以下のような機能に利用されます。
- 投稿の作成・編集日時の取得
- ユーザーがログインした時間の記録
- イベントやスケジュールの管理
- タイムスタンプを持つデータの表示
- カスタムクエリの実行時の日時参照
- ログファイルに記録する時間の取得
- 日時を扱うウィジェット・APIの開発
- データベース内の日付フィルター処理
構文
current_time( $type, $gmt = false );
パラメータ
$type
: (string)日時のフォーマットを指定します。’mysql’, ‘timestamp’ など。$gmt
: (bool)デフォルトはfalse。trueにするとGMT(協定世界時)での日時を返します。
戻り値
指定された形式での現在の日時を返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
この関数はWordPressのすべてのバージョンで使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/functions.php
サンプルコード
サンプル1: 現在の日時をMySQL形式で取得
$mysql_time = current_time('mysql');
echo $mysql_time; // 2023-10-01 12:34:56 のように出力
このサンプルは、現在の日時をMySQLの形式で取得し、表示します。
サンプル2: 現在のタイムスタンプを取得
$timestamp = current_time('timestamp');
echo $timestamp; // 現在のタイムスタンプが出力される
このサンプルは、現在のUnixタイムスタンプを取得して表示します。
サンプル3: GMTで現在の日時を取得
$gmt_time = current_time('mysql', true);
echo $gmt_time; // GMT形式の現在の日時が出力される
このサンプルは、GMT(協定世界時)形式で現在の日時を取得して表示します。
サンプル4: 日付をフォーマットして表示
$current_date = current_time('Y-m-d H:i:s');
echo "現在の日時: " . $current_date; // 読みやすい形式で出力
このサンプルは、指定したフォーマットで現在の日時を表示します。
サンプル5: Unixタイムスタンプから日時に変換
$stamp = current_time('timestamp');
$formatted_date = date('Y-m-d H:i:s', $stamp);
echo "フォーマット済み日時: " . $formatted_date; // フォーマット済み日時を出力
このサンプルは、現在のUnixタイムスタンプを読みやすい形式に変換して表示します。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | 〇 |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | 〇 |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head | 〇 |
非推奨または削除されたバージョン
current_time
関数は、特定のバージョンで非推奨または削除されたことはありません。