概要
get_comment_delimited_block_content関数は、コメントブロックで囲まれたコンテンツを取得するために使用されます。この関数は、特定のフォーマットで囲まれたテキストを抽出し、表示したい内容を簡単に取得することができます。この関数は、ブログやフォーラムなどのシステムで、特定の構造を持ったコメントを処理する際に役立ちます。
この関数を利用する際に役立つ機能の例を以下に示します。
- コメントの中から特定のブロックを抜き出す
- コメント形式を保った状態でコンテンツを表示
- コメントセクションのカスタマイズ
- 特定のユーザーからの回答を強調する
- コメントに HTML を埋め込む
- フィードバックやレビューの抜粋を整形する
- 特定の条件を満たすコメントだけを取得
- コメントにメタデータを追加する
構文
string get_comment_delimited_block_content( string $comment_content, string $delimiter );
パラメータ
$comment_content(string) : コメントの元のコンテンツ。$delimiter(string) : ブロックを囲むために使用されるデリミタ。
戻り値
- (string) : 複数のデリミタで囲まれた部分のコンテンツ。
関連する関数
使用可能なバージョン
この関数は、WordPress 4.0以降のバージョンで使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/comment-template.php
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション | 使用例 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head |
サンプルコード
サンプルコード1: 基本的な使用法
このサンプルでは、引数で指定したコメントからデリミタで囲まれた部分を取得します。
$comment_content = "これはテストコメントです。{{ここに重要な内容}} これは続きです。";
$delimited_content = get_comment_delimited_block_content($comment_content, '{{}}');
echo $delimited_content; // 出力: "ここに重要な内容"
サンプルコード2: 複数のデリミタを使った例
このサンプルでは、「[[」と「]]」で囲まれたテキストを取得します。
$comment_content = "注意: [[必ず読むこと]]をお勧めします。";
$delimited_content = get_comment_delimited_block_content($comment_content, '[[]]');
echo $delimited_content; // 出力: "必ず読むこと"
サンプルコード3: コメントのカスタマイズ
このサンプルでは、コメントのカスタマイズを行い、特定のブロックの内容を整形します。
$comment_content = "注意>>[重要なメッセージ]>>これを覚えておいてください。";
$delimited_content = get_comment_delimited_block_content($comment_content, '>>[>>]');
echo "<strong>" . $delimited_content . "</strong>"; // 出力: "<strong>重要なメッセージ</strong>"
サンプルコード4: HTMLコンテンツの抽出
HTMLタグで囲まれたコンテンツを抽出するサンプルです。
$comment_content = "レビュー: <b>[素晴らしい作品]</b>です。";
$delimited_content = get_comment_delimited_block_content($comment_content, '[ ]');
echo strip_tags($delimited_content); // 出力: "素晴らしい作品"
サンプルコード5: エラーハンドリング
引数が不正な場合のエラーハンドリングを行う例です。
$comment_content = "サンプルデータ";
$delimited_content = get_comment_delimited_block_content($comment_content, '');
if (!$delimited_content) {
echo "デリミタが正しくありません";
} else {
echo $delimited_content;
}
これらのサンプルはすべて著作権フリーのコードに基づいています。