ワードプレスのget_date_from_gmt関数の使用方法・解説

概要

get_date_from_gmt関数は、グリニッジ標準時の日時から現在のロケールの日時を取得するための関数です。この関数は、さまざまな機能を実装する際に特に役立ちます。具体的な使用ケースは以下の通りです。

  1. データベースに保存されたGMT時間をユーザーのローカル時間として表示する。
  2. 投稿やコメントの日時をユーザーのロケールに合わせて整形する。
  3. カスタム日付フォーマットで日時を表示する際に利用する。
  4. アウトプット時に異なるタイムゾーンを考慮した日時変換を行う。
  5. 日時データのフィルタリング処理において、ローカルタイムの基準を取得する。
  6. APIレスポンスでの日時データをユーザーに理解しやすくする。
  7. プラグイン開発時に、異なるタイムゾーンをサポートするための基盤として使う。
  8. 定期的なイベントやスケジュールの表示において、現地時間を反映させる。

構文

$date = get_date_from_gmt($gmt_date, $date_format);

パラメータ

  • $gmt_date (string) : グリニッジ標準時の日時。通常は「Y-m-d H:i:s」形式の文字列。
  • $date_format (string) : 出力時の日時フォーマット(オプション)。指定しない場合はデフォルトのフォーマットが使用される。

戻り値

  • (string) : 現在のロケールに基づいた変換された日時の文字列。

関連する関数

https://refwp.com/?titleonly=1&s=get_gmt_from_date
https://refwp.com/?titleonly=1&s=gmdate
https://refwp.com/?titleonly=1&s=strtotime

使用可能なバージョン

この関数は、WordPressバージョン1.5以降で使用可能です。現在のバージョンでは非推奨や削除されていませんので、問題なく使用できます。

コアファイルのパス

この関数は、wp-includes/date.phpに定義されています。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: GMT日時からローカル日時を取得

$gmt_date = '2023-10-01 12:00:00';
$local_date = get_date_from_gmt($gmt_date);
echo $local_date;  // 現在のロケールの日時が表示される

このサンプルコードは、指定したグリニッジ標準時の日時を現在のロケールに変換し、表示します。

サンプル2: 特定のフォーマットを指定して日時を取得

$gmt_date = '2023-10-01 12:00:00';
$date_format = 'F j, Y g:i a';
$local_date = get_date_from_gmt($gmt_date, $date_format);
echo $local_date;  // "October 1, 2023 12:00 pm" などで表示される

このサンプルでは、グリニッジ標準時の日時を特定のフォーマット(例:月 日, 年 時:分 午前/午後)で表示します。

サンプル3: 現在の日付をGMTから取得

$gmt_date = gmdate('Y-m-d H:i:s');
$local_date = get_date_from_gmt($gmt_date);
echo "Current local date and time: " . $local_date;

このコードは、現在のGMT日時を取得し、それをローカル日時として表示します。

サンプル4: プラグイン内での使用例

function show_local_time() {
    $gmt_date = '2023-10-01 12:00:00';
    echo 'Local time is: ' . get_date_from_gmt($gmt_date);
}

add_action('wp_footer', 'show_local_time');

このサンプルは、プラグインでユーザーのローカル時計をフッターに表示します。

サンプル5: カスタム日付表示を行う短縮コード

function custom_date_shortcode($atts) {
    $atts = shortcode_atts(array('gmt' => '2023-10-01 12:00:00'), $atts);
    return get_date_from_gmt($atts['gmt']);
}

add_shortcode('local_date', 'custom_date_shortcode');

このコードは、ショートコードを介してグリニッジ標準時の日時を簡単にローカル日時に変換して表示する機能を提供します。

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