概要
get_date_from_gmt
関数は、グリニッジ標準時の日時から現在のロケールの日時を取得するための関数です。この関数は、さまざまな機能を実装する際に特に役立ちます。具体的な使用ケースは以下の通りです。
- データベースに保存されたGMT時間をユーザーのローカル時間として表示する。
- 投稿やコメントの日時をユーザーのロケールに合わせて整形する。
- カスタム日付フォーマットで日時を表示する際に利用する。
- アウトプット時に異なるタイムゾーンを考慮した日時変換を行う。
- 日時データのフィルタリング処理において、ローカルタイムの基準を取得する。
- APIレスポンスでの日時データをユーザーに理解しやすくする。
- プラグイン開発時に、異なるタイムゾーンをサポートするための基盤として使う。
- 定期的なイベントやスケジュールの表示において、現地時間を反映させる。
構文
$date = get_date_from_gmt($gmt_date, $date_format);
パラメータ
$gmt_date
(string) : グリニッジ標準時の日時。通常は「Y-m-d H:i:s」形式の文字列。$date_format
(string) : 出力時の日時フォーマット(オプション)。指定しない場合はデフォルトのフォーマットが使用される。
戻り値
- (string) : 現在のロケールに基づいた変換された日時の文字列。
関連する関数
https://refwp.com/?titleonly=1&s=get_gmt_from_date
https://refwp.com/?titleonly=1&s=gmdate
https://refwp.com/?titleonly=1&s=strtotime
使用可能なバージョン
この関数は、WordPressバージョン1.5以降で使用可能です。現在のバージョンでは非推奨や削除されていませんので、問題なく使用できます。
コアファイルのパス
この関数は、wp-includes/date.php
に定義されています。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプル1: GMT日時からローカル日時を取得
$gmt_date = '2023-10-01 12:00:00';
$local_date = get_date_from_gmt($gmt_date);
echo $local_date; // 現在のロケールの日時が表示される
このサンプルコードは、指定したグリニッジ標準時の日時を現在のロケールに変換し、表示します。
サンプル2: 特定のフォーマットを指定して日時を取得
$gmt_date = '2023-10-01 12:00:00';
$date_format = 'F j, Y g:i a';
$local_date = get_date_from_gmt($gmt_date, $date_format);
echo $local_date; // "October 1, 2023 12:00 pm" などで表示される
このサンプルでは、グリニッジ標準時の日時を特定のフォーマット(例:月 日, 年 時:分 午前/午後)で表示します。
サンプル3: 現在の日付をGMTから取得
$gmt_date = gmdate('Y-m-d H:i:s');
$local_date = get_date_from_gmt($gmt_date);
echo "Current local date and time: " . $local_date;
このコードは、現在のGMT日時を取得し、それをローカル日時として表示します。
サンプル4: プラグイン内での使用例
function show_local_time() {
$gmt_date = '2023-10-01 12:00:00';
echo 'Local time is: ' . get_date_from_gmt($gmt_date);
}
add_action('wp_footer', 'show_local_time');
このサンプルは、プラグインでユーザーのローカル時計をフッターに表示します。
サンプル5: カスタム日付表示を行う短縮コード
function custom_date_shortcode($atts) {
$atts = shortcode_atts(array('gmt' => '2023-10-01 12:00:00'), $atts);
return get_date_from_gmt($atts['gmt']);
}
add_shortcode('local_date', 'custom_date_shortcode');
このコードは、ショートコードを介してグリニッジ標準時の日時を簡単にローカル日時に変換して表示する機能を提供します。