ワードプレスのget_default_feedフィルタの使用方法・解説

概要

get_default_feedフィルタは、WordPressがデフォルトのフィードタイプを取得する際に使用されます。このフィルタを利用することで、デフォルトのフィードをカスタマイズすることができます。典型的な使用ケースとしては、サイト固有のフィード形式に変更したり、SEOやユーザビリティの観点からフィードの形式を選択したりする際に役立ちます。

このフィルタは以下のような機能を実装する際によく使われます。

  1. 特定のフィードエクスポート形式の追加
  2. フィードのデフォルト設定の変更
  3. 特定のコンテンツタイプ用のフィードの指定
  4. フィードの拡張子のカスタマイズ
  5. 異なる言語や地域向けのフィードの変更
  6. フィード購読の最適化
  7. RSSとATOMフィードの自動切り替え
  8. フィードの条件に応じたカスタム処理

構文

add_filter('get_default_feed', 'your_custom_function');

パラメータ

  • $feed: 取得したデフォルトのフィードタイプ(文字列)

戻り値

  • カスタマイズされたフィードタイプ(文字列)

関連する関数

使用可能バージョン

  • WordPress 2.9 以降

コアファイルのパス

  • wp-includes/default-filters.php

サンプルコード

サンプルコード1: RSSフィードをATOMICフィードに変更

add_filter('get_default_feed', function($feed) {
    return 'atom'; // デフォルトフィードをatomに変更
});

このコードは、デフォルトのフィードタイプをRSSからATOMに変更します。

サンプルコード2: フィードの拡張子を変更する

add_filter('get_default_feed', function($feed) {
    return 'customfeed'; // デフォルトフィードの拡張子をカスタマイズ
});

このコードは、フィードのデフォルト拡張子をcustomfeedに変更します。

サンプルコード3: 特定の条件でフィードを変更

add_filter('get_default_feed', function($feed) {
    if (is_single()) {
        return 'rss2'; // シングル投稿のときはRSS2を使用
    }
    return $feed;
});

このコードは、シングル投稿の際にデフォルトのフィードをRSS2に変更します。

サンプルコード4: WordPressの言語によってフィードを変更

add_filter('get_default_feed', function($feed) {
    if (get_locale() == 'ja') {
        return 'atom'; // 日本語サイトの場合はATOMを使用
    }
    return $feed;
});

このコードでは、日本語のユーザーがアクセスした場合にデフォルトフィードをATOMに設定します。

サンプルコード5: 検索結果ページでのフィード変更

add_filter('get_default_feed', function($feed) {
    if (is_search()) {
        return 'rss2'; // 検索結果ページではRSS2を使用
    }
    return $feed;
});

このコードは、検索結果ページにアクセスした際はRS2にフィードのデフォルトを変更します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

非推奨または削除されたバージョン

  • 現在、get_default_feedフィルタは非推奨または削除されていません。

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