ワードプレスのhave_comments関数の使用方法・解説

概要

have_comments関数は、投稿やページにコメントデータが存在するかどうかを調べるための関数です。この関数は、テーマのテンプレート内でコメントを表示する際に使用され、コメントが存在する場合にのみ、その内容を表示するロジックを構築するのに役立ちます。

よく使用される機能としては以下のようなものがあります:

  1. 記事にコメントがあるときにコメントリストを表示する。
  2. コメントがない場合は「コメントはありません」と表示する。
  3. 特定の条件下でのみコメントセクションを表示する。
  4. コメント数を条件にしたスタイリングの設定。
  5. ユーザーに投稿に対するフィードバックを促すUIを構築する。
  6. ウェブサイトにおけるエンゲージメントを測定するための条件分岐を設ける。
  7. コメントの表示/非表示を管理するオプションを実装する。
  8. コメントがある場合にだけ特定のJavaScriptを読み込む。

構文

have_comments();

パラメータ

この関数には特にパラメータはありません。

戻り値

  • true : コメントが存在する場合。
  • false : コメントが存在しない場合。

関連する関数

使用可能なバージョン

  • この関数はバージョン 2.0 以降で使用可能です。

コアファイルのパス

  • wp-includes/comment.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: コメントがある場合の処理

if (have_comments()) {
    echo '<h2>コメント</h2>';
    wp_list_comments();
} else {
    echo '<p>コメントはありません。</p>';
}

このコードは、コメントが存在する場合に「コメント」というタイトルを表示し、コメントリストを表示します。それ以外の場合は「コメントはありません」と表示します。

サンプルコード2: コメント数の表示

if (have_comments()) {
    echo 'この投稿には ' . get_comments_number() . ' 件のコメントがあります。';
}

このコードは、コメントが存在する際にその数を表示します。

サンプルコード3: コメントエリアの表示

if (comments_open() && have_comments()) {
    echo '<div class="comments-area">';
    // コメントリストを表示
    wp_list_comments();
    echo '</div>';
}

このコードは、コメントが開いており、コメントが存在する場合にのみコメントエリアを表示します。

サンプルコード4: スタイルの適用

if (have_comments()) {
    echo '<div class="comment-list">';
    wp_list_comments(['style' => 'div']);
    echo '</div>';
} else {
    echo '<p>コメントがまだありません。</p>';
}

このコードは、コメントリストを表示する際に、各コメントをdiv要素内に配置します。

サンプルコード5: JavaScriptの読み込み条件

if (have_comments()) {
    wp_enqueue_script('comment-script', get_template_directory_uri() . '/js/comment.js', [], null, true);
}

このコードは、コメントが存在する場合にのみ特定のJavaScriptファイルを読み込みます。

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