ワードプレスのthe_authorフィルタの使用方法・解説

概要

the_authorフィルタは、ワードプレスで投稿者名を表示する際によく使用されるフィルタです。このフィルタは、投稿者名を出力する前に、その表示内容を変更するために使われます。主に次のような機能を実装する際に利用されます：

1. 投稿者名のフォーマットを変更
2. 投稿者名の前後にテキストを追加
3. 特定の条件に基づいて投稿者名をハイライト
4. 投稿者名をカスタムに置き換え
5. 投稿者の役職や肩書きを追加
6. 特定のユーザーグループの管理
7. SEO対策としてのメタデータの変更
8. 投稿者名の言語による条件分岐

構文

add_filter('the_author', 'your_custom_function');

パラメータ

• the_author: 投稿者名を含む文字列。
• your_custom_function: 投稿者名を変更するためのカスタム関数。

戻り値

• フィルタによって変更された投稿者名の文字列。

関連する関数

https://refwp.com/?titleonly=1&s=the_author

使用可能なバージョン

• the_authorフィルタは、WordPress 1.5以降で使用可能です。

コアファイルのパス

• /wp-includes/general-template.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード1

add_filter('the_author', 'custom_author_name');
function custom_author_name($author) {
    return '著者: ' . $author;
}

このコードは、投稿者名の前に「著者: 」というテキストを追加します。

サンプルコード2

add_filter('the_author', 'highlight_author_name');
function highlight_author_name($author) {
    return '<strong>' . $author . '</strong>';
}

このコードは、投稿者名を太字で表示します。

サンプルコード3

add_filter('the_author', 'replace_author_name');
function replace_author_name($author) {
    if ($author === '特定のユーザー名') {
        return '別の名前';
    }
    return $author;
}

このコードは、特定の投稿者名を別の名前に置き換えます。

サンプルコード4

add_filter('the_author', 'add_title_to_author_name');
function add_title_to_author_name($author) {
    return $author . '（編集者）';
}

このコードは、投稿者名の後に「（編集者）」というテキストを追加します。

サンプルコード5

add_filter('the_author', 'customize_author_display');
function customize_author_display($author) {
    // カスタム条件に基づいて投稿者名を変更
    if (is_single() && in_the_loop()) {
        return strtoupper($author); // 投稿者名を大文字に変換
    }
    return $author;
}

このコードは、単一の投稿が表示されている場合にのみ、投稿者名を大文字に変換します。

注意

特定のワードプレスバージョンでフィルタが非推奨または削除された場合、特定の情報はありません。