概要
the_ID
関数は、WordPress のテーマファイル内で投稿のユニークな ID を表示するために使用されます。主に、以下のような機能を実装する際によく使われます。
- 投稿の詳細ページで投稿 ID を表示する。
- カスタムポストタイプの投稿 ID を取得する。
- 投稿のメタデータを編集する際に、特定の投稿を指定する。
- 投稿に対するカスタムフィールドの値を取得するためのIDを参照する。
- 投稿を参照するリンクを作成する際の URL に ID を使用する。
- 特定の投稿を条件にしたクエリを構築する。
- 投稿のコンテンツに投稿 ID を埋め込むことでトラッキングを行う。
- 投稿の編集画面で ID を表示することで、管理者がどの投稿を扱っているかを明確にする。
構文
the_ID();
パラメータ
この関数にはパラメータはありません。
戻り値
この関数は、投稿の ID を表示するのみで、値を返しません。
関連する関数
https://refwp.com/?titleonly=1&s=the_ID
使用可能なバージョン
この関数は WordPress バージョン 1.5 以降で使用可能です。
関連ファイル
この関数は wp-includes/post.php
に含まれています。
サンプルコード
サンプル 1: 投稿一覧ページに投稿 ID を表示する
<?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
<h2><?php the_title(); ?></h2>
<p>投稿ID: <?php the_ID(); ?></p>
<?php endwhile; endif; ?>
このコードは、投稿一覧ページに各投稿のタイトルと、その投稿の ID を表示します。
サンプル 2: シングル投稿ページで投稿 ID を表示する
<?php
if ( is_single() ) {
echo 'この投稿のIDは: ';
the_ID();
}
?>
このコードは、シングル投稿ページでその投稿の ID を表示します。
サンプル 3: 投稿IDをカスタムメタフィールドで使用
<?php
$post_id = get_the_ID();
$custom_field_value = get_post_meta($post_id, 'my_custom_field', true);
echo 'カスタムフィールドの値: ' . esc_html($custom_field_value);
?>
このコードは、現在の投稿 ID を取得して、その ID を使ってカスタムメタフィールドの値を取得し表示します。
サンプル 4: 投稿 ID を用いたリンクを作成
<a href="<?php echo get_permalink(); ?>?ref_id=<?php the_ID(); ?>">この投稿にリンク</a>
このコードは、現在の投稿にリンクを作成し、クエリパラメータとして投稿 ID を追加します。
サンプル 5: 投稿の ID を利用して条件付きクエリを実行
<?php
add_action('pre_get_posts', 'custom_query');
function custom_query($query) {
if (is_home() && $query->is_main_query()) {
$query->set('post__not_in', array(get_the_ID())); // 現在の投稿を除外
}
}
?>
このコードは、ホームページのメインクエリから現在の投稿を除外するために、the_ID()
関数を使用しています。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | 〇 |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
特に非推奨または削除されたバージョンはありません。