ワードプレスのwp_get_current_user関数の使用方法・解説

概要

wp_get_current_user 関数は、現在のユーザ情報を取得するために使用されるWordPressの組み込み関数です。この関数を使用することで、現在サインインしているユーザの情報を簡単に取得することができ、様々な機能を実装する際によく活用されます。具体的には以下のようなケースで使用されることが多いです:

  1. ユーザの情報を表示するウィジェットを作成する
  2. ユーザ固有のカスタマイズされたコンテンツを表示する
  3. ユーザの役割に基づいて権限を管理する
  4. ユーザの情報を基にしたカスタムメニューを作成する
  5. 認証が必要な機能を実装する
  6. フォームの入力内容をユーザに関連付ける
  7. ユーザのアクティビティをログするプラグインを作成する
  8. 特定のユーザにのみアクセスを許可するページを作成する

構文

$user = wp_get_current_user();

パラメータ

この関数はパラメータを取らず、常に現在のユーザオブジェクトを返します。

戻り値

wp_get_current_userWP_User オブジェクトを返します。サインインしていない場合は、ID プロパティは 0 になります。

関連する関数

使用可能なバージョン

この関数は WordPress 2.0.0 以降で使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/pluggable.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1: 現在のユーザ名を表示する

このコードは、現在のユーザ名をページに表示するものです。

$current_user = wp_get_current_user();
if ( $current_user->exists() ) {
    echo '現在のユーザ名: ' . esc_html( $current_user->user_login );
}

サンプルコード 2: ユーザの役割をチェックする

このコードでは、現在のユーザが管理者かどうかを確認し、特定のメッセージを表示します。

$current_user = wp_get_current_user();
if ( in_array( 'administrator', (array) $current_user->roles ) ) {
    echo 'あなたは管理者です!';
}

サンプルコード 3: プロフィール画像を表示する

このサンプルでは、現在のユーザのプロフィール画像を取得して表示します。

$current_user = wp_get_current_user();
if ( $current_user->exists() ) {
    echo get_avatar( $current_user->ID );
}

サンプルコード 4: ユーザの表示名を表示する

このコードは、現在のユーザの表示名を表示します。

$current_user = wp_get_current_user();
if ( $current_user->exists() ) {
    echo '表示名: ' . esc_html( $current_user->display_name );
}

サンプルコード 5: ユーザのメールアドレスを表示する

このサンプルでは、現在のユーザのメールアドレスを紙面に表示します。

$current_user = wp_get_current_user();
if ( $current_user->exists() ) {
    echo 'メールアドレス: ' . esc_html( $current_user->user_email );
}

これらのサンプルコードはすべて著作権フリーのものであり、WordPressの開発に役立つ基本的な使い方を示しています。

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