概要
delete_post_meta_by_key
関数は、指定されたメタキーを持つすべての投稿メタデータを削除するために使用されます。この関数は、以下のような状況で便利です。
- 不要になったカスタムフィールドの値を削除する際
- データベースのクリーンアップ操作を行う時
- 投稿に関連付けられたメタデータを一括削除する際
- 特定のカスタム投稿タイプのデータを一掃する際
- 大量のデータがメタテーブルに蓄積されている場合の管理
- メタキーを一時的に無効化して投稿を整理する際
- プラグインが生成したメタデータを一括削除する際
- 定期的なメンテナンス作業の一環として使用する場合
構文
delete_post_meta_by_key( string $meta_key )
パラメータ
$meta_key
(string) – 削除したいメタデータのキー。
戻り値
- (bool) – 削除が成功した場合は
true
、失敗した場合はfalse
。
関連する関数
使用可能なワードプレスバージョン
この関数は、WordPress 2.9以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/post.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプル1: 特定メタキーのカスタムフィールドを削除する
delete_post_meta_by_key('custom_field_key');
このコードは、custom_field_key
というメタキーを持つすべての投稿メタデータを削除します。
サンプル2: メタデータが不要になった場合の処理
if ( isset($_POST['delete_meta']) ) {
delete_post_meta_by_key('unnecessary_meta');
}
この例は、フォームから送信された場合に、そのメタデータを削除する処理を示しています。
サンプル3: 投稿のクリーンアップを行う
$posts = get_posts(array('numberposts' => -1));
foreach ($posts as $post) {
delete_post_meta_by_key('old_meta_key');
}
このサンプルコードは、すべての投稿に対して、古いメタキーを持つメタデータを削除する方法を示します。
サンプル4: メタデータバッチ削除の実装
function bulk_delete_meta() {
if (current_user_can('manage_options')) {
delete_post_meta_by_key('temporary_data');
}
}
add_action('wp_loaded', 'bulk_delete_meta');
このコードは、管理者がサイトにアクセスしたときに一時的なデータを削除する機能を提供します。
サンプル5: データベースメンテナンスのスケジュール
if (!wp_next_scheduled('daily_cleanup')) {
wp_schedule_event(time(), 'daily', 'daily_cleanup');
}
add_action('daily_cleanup', 'cleanup_function');
function cleanup_function() {
delete_post_meta_by_key('old_key');
}
このサンプルは、毎日特定のメタデータを削除するためのスケジュールされたタスクを設定します。
サンプルコードの著作権情報が必要な場合は、それぞれの提供元に確認してください。