ワードプレスのget_post_format_string関数の使用方法・解説

概要

get_post_format_string 関数は、投稿フォーマットに関連する文字列を取得するために使用されます。この関数は特にカスタムテーマを作成する際に、投稿フォーマットに合わせた出力を行いたい場合に役立ちます。主要な機能として以下のような用途があります:

  1. 投稿フォーマットに応じた表示スタイルの選択
  2. 投稿フォーマットに基づくカスタムメッセージの生成
  3. 投稿タイプに応じて異なるテンプレートを选择する
  4. 投稿フォーマット一覧の作成
  5. 管理画面での投稿フォーマットの表示
  6. ショートコードによるフォーマットに応じたコンテンツの出力
  7. AJAXリクエスト時の投稿フォーマットの取得
  8. ユーザーインターフェースでのフォーマット選択肢の動的表示

構文

get_post_format_string( $format );

パラメータ

  • $format (string) : 投稿フォーマットのスラッグ(例: ‘standard’, ‘aside’, ‘gallery’ など)

戻り値

  • (string) : 投稿フォーマットに関連付けられた文字列を返します。該当するフォーマットが存在しない場合は、デフォルトの文字列を返します。

関連する関数

使用可能なバージョン

get_post_format_string は WordPress 2.8 以降で利用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/post.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1 – 投稿フォーマットを取得して表示する

このサンプルコードは、現在の投稿の投稿フォーマットに応じたメッセージを表示します。

$format = get_post_format();
if ($format) {
    echo get_post_format_string($format);
} else {
    echo '標準フォーマットです';
}

サンプル2 – フォーマットに応じて異なるスタイルを適用

このコードは、投稿フォーマットに基づいて異なるCSSクラスを追加します。

$format = get_post_format();
$class = $format ? $format : 'standard';
echo '<div class="' . esc_attr($class) . '">投稿内容</div>';

サンプル3 – 投稿フォーマット一覧を作成

この中で全ての投稿フォーマット名を列挙して表示します。

$formats = get_post_format_strings();
foreach ($formats as $key => $value) {
    echo '<p>' . esc_html($value) . '</p>';
}

サンプル4 – 特定のフォーマット用にカスタムメッセージを用意

特定の投稿フォーマット専用のメッセージを表示します。

$format = get_post_format();
$message = get_post_format_string($format);

if ($format === 'video') {
    echo 'この投稿には動画が含まれています。';
} else {
    echo $message;
}

サンプル5 – フォーマットに応じた条件分岐

このサンプルでは、フォーマットに応じて出力内容を変更します。

$format = get_post_format();
if ($format === 'gallery') {
    echo 'ギャラリーフォーマットの投稿です!';
} else {
    echo get_post_format_string($format);
}

すべてのサンプルコードは著作権フリーのものであり、説明も分かりやすくしています。

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