ワードプレスのprevious_post_link関数の使用方法・解説

概要

previous_post_link 関数は、特定の投稿において「1つ前のリンクを表示する」機能を提供します。この関数は主にブログや記事ページで前の投稿へのナビゲーションリンクを簡単に作成する際に使用されます。これにより、ユーザーはブログの過去のコンテンツを容易に辿ることができ、ページビューの向上にも寄与します。

この関数は以下のような場面で非常に有用です。

  1. 投稿ページでナビゲーションを強化する
  2. 時系列的なコンテンツを持つサイトでのユーザー体験の向上
  3. セクションごとに関連する投稿をまとめる
  4. シリーズ記事の前後関係を示す
  5. 定期的な更新を行っているサイトの利用促進
  6. トピックに関連する投稿を簡単に見せる
  7. ユーザーのサイト内回遊率を向上させる
  8. 情報整理や整頓のための手助けをする

構文

previous_post_link( string $format = '%link', string $in_same_term = false, bool $excluded_terms = '' );

パラメータ

  • $format (string) : リンクのフォーマット。デフォルトは %link で、他にもタイトルのプレースホルダなどが指定可能です。
  • $in_same_term (bool) : 同じターム内の投稿から前の投稿を取得するかどうかを指定します。デフォルトは false です。
  • $excluded_terms (string) : 除外するタームのスラッグ(カンマ区切りの場合もある)。

戻り値

この関数はリンクを生成して出力しますが、戻り値はありません。

関連する関数

利用可能なバージョン

  • これはすべての WordPress バージョンで使用可能です。

コアファイルパス

  • /wp-includes/link-template.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: 基本的な使用例

<?php previous_post_link('%link', '前の投稿'); ?>

このコードは、タイトルが「前の投稿」となっている前の投稿へのリンクを表示します。

サンプル2: フォーマット付きリンク

<?php previous_post_link('%link', '<< %title', true); ?>

このコードでは、前の投稿のタイトルをリンクの中に挿入し、「<<」という文字列を前に追加して表示します。

サンプル3: タームを除外してリンク表示

<?php previous_post_link('%link', '前の投稿', true, 'カテゴリ'); ?>

このコードは「カテゴリ」のタームに基づいて前の投稿を取得し、そのリンクを表示します。

サンプル4: 投稿日時でソートされたリンク表示

<?php previous_post_link('%link', '前の投稿へ', false); ?>

このコードは、投稿の日時に基づいた前の投稿へのリンクを表示します。

サンプル5: クエリパラメータを追加する

<?php previous_post_link('%link?custom_param=value', '前の投稿に移動'); ?>

このコードは前の投稿のリンクにクエリパラメータを追加し、そのリンクに「前の投稿に移動」というテキストを表示します。

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