概要
urldecode_deep 関数は、WordPress で使用される関数の一つで、変数内の文字列についてURLデコード処理を行います。主に、配列やオブジェクトの中に含まれるURLエンコードされた文字列を再帰的にデコードするために使用されます。この関数は、以下のような機能を実装する際によく使われます。
- フォームデータの処理
- URL クエリパラメータの解釈
- API レスポンスのデコード
- データベースに保存されたエンコードデータの読み込み
- JSON データの変換
- サーバーから送信されるリクエストの解析
- デバッグ情報の表示
- プラグイン設定の管理
構文
urldecode_deep( $value );
パラメータ
$value(mixed): デコードするURLエンコードされた文字列または配列。文字列、配列、またはオブジェクトを指定可能です。
戻り値
- (mixed): デコードされた文字列またはデコードされた要素を持つ配列。
関連する関数
使用可能なバージョン
urldecode_deep 関数は、WordPress 3.0 以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/formatting.php
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション | 使用可能性 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | 〇 |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | 〇 |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | 〇 |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head |
urldecode_deep 関数が特定のワードプレスバージョンで非推奨又は削除された場合は、そのワードプレスバージョンは特にありません。
サンプルコード
サンプルコード1: 基本的なURLデコード
$encoded_string = "Hello%20World%21";
$decoded_string = urldecode_deep( $encoded_string );
// $decoded_string は "Hello World!"
このサンプルは、基本的なURLエンコードされた文字列をデコードする方法を示しています。
サンプルコード2: 配列内のURLデコード
$encoded_array = array( "foo" => "bar%20baz", "hello" => "world%21" );
$decoded_array = urldecode_deep( $encoded_array );
// $decoded_array は array( "foo" => "bar baz", "hello" => "world!" );
このサンプルは、配列の中に含まれるURLエンコードされた文字列をデコードする方法を示しています。
サンプルコード3: ネストされた配列のURLデコード
$nested_array = array( "first" => array( "foo" => "test%201", "bar" => "ex%20ample" ) );
$decoded_nested_array = urldecode_deep( $nested_array );
// $decoded_nested_array は array( "first" => array( "foo" => "test 1", "bar" => "ex ample" ) );
このサンプルは、ネストされた配列を再帰的にデコードする方法を示しています。
サンプルコード4: オブジェクト内のURLデコード
$object = new stdClass();
$object->name = "John%20Doe";
$decoded_object = urldecode_deep( $object );
// $decoded_object->name は "John Doe"
このサンプルは、オブジェクト内のURLエンコードされた文字列をデコードする方法を示しています。
サンプルコード5: すべてのタイプのデータをデコード
$data = array(
"string" => "Hello%20World",
"array" => array("key" => "Value%201"),
"object" => (object)array("property" => "Item%202")
);
$decoded_data = urldecode_deep( $data );
// $decoded_data はデコードされた配列で、すべての要素がデコードされます
このサンプルは、さまざまなデータタイプを持つ配列をデコードする方法を示しています。