概要
user_can
関数は、ユーザの権限を調べるために使用される WordPress の重要な関数です。この関数は、指定したユーザが特定の権限を持っているかどうかを確認するために利用されます。この関数は、プラグインやテーマの開発において、ユーザに異なる機能やコンテンツを提供する際によく使われます。以下に、user_can
関数がよく使用される機能の例を挙げます。
- 投稿の作成や編集の権限をチェック
- 特定のページへのアクセス制限
- 管理者用機能の有効化
- ユーザーロールに基づくカスタムフィールドの表示
- 受信ボックスへのアクセス制御
- プラグイン設定へのアクセス権限を確認
- コンテンツの公開権限の確認
- WooCommerce 商品の管理権限の確認
この関数の構文は以下の通りです。
user_can( $user, $capability, ...$args );
パラメータ
$user
(mixed): ユーザのID、WP_Userオブジェクト、または現在のユーザの場合は空でも可。$capability
(string): 確認したい権限名。...$args
(mixed): オプションで追加の引数を指定できます。
戻り値
- (bool): ユーザが指定された権限を持っている場合は true、持っていない場合は false を返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
user_can
関数は、WordPress 1.5 以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/capabilities.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能 |
---|---|
mu_plugin_loaded | 〇 |
registered_post_type | 〇 |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | 〇 |
setup_theme | 〇 |
after_setup_theme | 〇 |
set_current_user | 〇 |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | 〇 |
wp | 〇 |
template_redirect | 〇 |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
特に非推奨または削除されたバージョンはありません。user_can
関数は、現在も使い続けられている重要な関数です。