概要
wp_unique_id
関数は、ユニークIDを取得するためのWordPressの関数です。この関数は、ランダムに生成された文字列を返し、主に繰り返し生成される可能性のあるIDを必要とする際に使用されることが多いです。以下は、wp_unique_id
関数がよく使われる機能の例です。
- スクリプトやスタイルのバージョニング
- HTML要素のID属性の生成
- セッション管理
- 画面に一時的な情報を表示するためのID生成
- AjaxリクエストのIDトラッキング
- フォームフィールドの識別子生成
- タームやポストのユニークID作成
- ユーザーインターフェイスのコンポーネントの識別
構文
string wp_unique_id( string $prefix = '' )
パラメータ
$prefix
(string) : 生成するユニークIDの接頭辞。省略時は空文字列。
戻り値
- string : 一意のIDを含む文字列。
関連する関数
使用可能なバージョン
- WP 1.5以降
コアファイルのパス
wp-includes/functions.php
サンプルコード
サンプルコード 1: ユニークIDの生成
$unique_id = wp_unique_id('item_');
echo $unique_id; // 例: item_605f0d73c92f7
このコードは、’item_’という接頭辞を持つユニークIDを生成して表示します。
サンプルコード 2: HTML要素にユニークIDを割り当てる
echo '<div id="' . wp_unique_id('block_') . '">コンテンツ</div>';
このサンプルは、ユニークなIDを持つ
<
div>要素を作成します。
サンプルコード 3: フォームフィールドのユニークID
echo '<input type="text" id="' . wp_unique_id('input_') . '" />';
ユニークIDを持つテキスト入力フィールドを生成します。
サンプルコード 4: AJAXリクエストのトラッキング
$request_id = wp_unique_id('ajax_request_');
AjaxリクエストのトラッキングのためのユニークIDを生成します。
サンプルコード 5: オプションのユニークID生成
$options_ids = array();
for ($i = 0; $i < 5; $i++) {
$options_ids[] = wp_unique_id('option_');
}
print_r($options_ids);
5つのユニークIDを生成し、配列に格納して表示します。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
- 特にありません。