ワードプレスのwp_update_user_countsアクションの使用方法・解説

概要

wp_update_user_counts アクションは、ユーザー数を更新する際に使用されるアクションで、特にユーザー関連のトラッキングや表示のためのカウントを更新する際に役立ちます。このアクションは、以下のような機能を実装する際に活用されることが一般的です。

1. ユーザーの登録や削除時の通知。
2. ダッシュボードやウィジェットでのユーザー数の表示。
3. ユーザー管理プラグインのカスタマイズ。
4. ユーザー参加型のコンテンツのトラッキング。
5. ユーザーグループの統計情報の更新。
6. プロファイルの公開設定の変更時にカウントを更新。
7. 新機能に応じたユーザー数のアナライズ。
8. REST API経由でのユーザー情報更新。

構文

do_action('wp_update_user_counts', $user_id);

パラメータ

• $user_id: ユーザーのID（整数）

戻り値

このアクションは戻り値を持ちません。

関連する関数

wp_update_user_counts 関連関数

使用可能なワードプレスバージョン

wp_update_user_countsアクションは、WordPress 3.1.0から使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/user.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション名	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: 新規ユーザー登録時のカウント更新

add_action('user_register', 'my_user_register_action');

function my_user_register_action($user_id) {
    do_action('wp_update_user_counts', $user_id);
}

このコードは、ユーザーが新規登録された際に wp_update_user_countsアクションをトリガーして、ユーザーカウントを更新します。

サンプルコード2: ユーザー削除時のカウント更新

add_action('delete_user', 'my_delete_user_action');

function my_delete_user_action($user_id) {
    do_action('wp_update_user_counts', $user_id);
}

このコードは、ユーザーが削除されるときにユーザーカウントを更新します。

サンプルコード3: ユーザープロフィールの更新時

add_action('profile_update', 'my_profile_update_action', 10, 2);

function my_profile_update_action($user_id, $old_user_data) {
    do_action('wp_update_user_counts', $user_id);
}

このコードは、ユーザープロフィールが更新された際にもユーザーカウントを更新します。

サンプルコード4: パスワード変更時のカウント更新

add_action('after_password_reset', 'my_after_password_reset_action');

function my_after_password_reset_action($user) {
    do_action('wp_update_user_counts', $user->ID);
}

ユーザーがパスワードをリセットした場合にもユーザーカウントを更新します。

サンプルコード5: ユーザーの役割変更時

add_action(' edited_user_profile', 'my_user_role_change_action');

function my_user_role_change_action($user_id) {
    do_action('wp_update_user_counts', $user_id);
}

このコードは、ユーザーの役割が変更された際にもユーザーカウントを更新します。