ワードプレスのget_user_setting関数の使用方法・解説

概要

get_user_setting関数は、ユーザーインターフェイス設定を取得するために使用されます。この関数は、特定のユーザーの設定を取得し、カスタマイズ可能なユーザー体験を提供するために使用されることがよくあります。具体的には、以下のような機能実装に役立ちます。

  1. ユーザーのダッシュボード設定の保存
  2. 投稿リストの表示設定のカスタマイズ
  3. ユーザーごとのテーマ設定の管理
  4. プラグインのユーザー設定の取得
  5. アップロードされたファイルの表示オプションの制御
  6. ユーザーごとのウィジェット設定を取得
  7. APIを使用したユーザー特有のデータ表示
  8. 管理画面の色やレイアウトの設定管理

構文

get_user_setting( $key, $default = '' );

パラメータ

  • $key (文字列) – 取得したい設定のキー名。
  • $default (任意、デフォルト:空文字列) – キーが存在しない場合に返されるデフォルト値。

戻り値

指定したキーに対応する設定値。設定が存在しない場合はデフォルト値が返される。

関連する関数

使用可能なバージョン

この関数は、WordPressのバージョン 3.1 以降で使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/user.php

サンプルコード

サンプルコード 1

$user_setting = get_user_setting('dashboard_view', 'default_view');
echo $user_setting; // ユーザーのダッシュボード設定を取得し表示

このコードは、ユーザーのダッシュボード表示設定を取得し、デフォルト値を表示します。

サンプルコード 2

if ($custom_color = get_user_setting('header_color')) {
    echo '<style>header { background-color: ' . esc_attr($custom_color) . '; }</style>';
}

このコードは、ユーザーが設定したヘッダーの色を取得し、スタイルとして適用します。

サンプルコード 3

$user_layout = get_user_setting('layout_style', 'grid');
echo '現在のレイアウトスタイルは: ' . esc_html($user_layout);

このコードは、ユーザーのレイアウトスタイルを取得し、その設定を表示します。

サンプルコード 4

$widget_display = get_user_setting('widget_visibility', 'all');
if ($widget_display === 'none') {
    // ウィジェットを非表示にする処理
}

このコードは、ユーザーのウィジェット表示設定を取得し、必要に応じてウィジェットを非表示にします。

サンプルコード 5

$background_image = get_user_setting('background_image', 'default.jpg');
echo '<div style="background-image: url(' . esc_url($background_image) . ');">コンテンツ</div>';

このコードは、ユーザーが設定した背景画像を取得し、その画像を背景に設定します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

この関数は、特定のワードプレスバージョンで非推奨または削除された情報はありません。

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