概要
get_user_setting
関数は、ユーザーインターフェイス設定を取得するために使用されます。この関数は、特定のユーザーの設定を取得し、カスタマイズ可能なユーザー体験を提供するために使用されることがよくあります。具体的には、以下のような機能実装に役立ちます。
- ユーザーのダッシュボード設定の保存
- 投稿リストの表示設定のカスタマイズ
- ユーザーごとのテーマ設定の管理
- プラグインのユーザー設定の取得
- アップロードされたファイルの表示オプションの制御
- ユーザーごとのウィジェット設定を取得
- APIを使用したユーザー特有のデータ表示
- 管理画面の色やレイアウトの設定管理
構文
get_user_setting( $key, $default = '' );
パラメータ
$key
(文字列) – 取得したい設定のキー名。$default
(任意、デフォルト:空文字列) – キーが存在しない場合に返されるデフォルト値。
戻り値
指定したキーに対応する設定値。設定が存在しない場合はデフォルト値が返される。
関連する関数
使用可能なバージョン
この関数は、WordPressのバージョン 3.1 以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/user.php
サンプルコード
サンプルコード 1
$user_setting = get_user_setting('dashboard_view', 'default_view');
echo $user_setting; // ユーザーのダッシュボード設定を取得し表示
このコードは、ユーザーのダッシュボード表示設定を取得し、デフォルト値を表示します。
サンプルコード 2
if ($custom_color = get_user_setting('header_color')) {
echo '<style>header { background-color: ' . esc_attr($custom_color) . '; }</style>';
}
このコードは、ユーザーが設定したヘッダーの色を取得し、スタイルとして適用します。
サンプルコード 3
$user_layout = get_user_setting('layout_style', 'grid');
echo '現在のレイアウトスタイルは: ' . esc_html($user_layout);
このコードは、ユーザーのレイアウトスタイルを取得し、その設定を表示します。
サンプルコード 4
$widget_display = get_user_setting('widget_visibility', 'all');
if ($widget_display === 'none') {
// ウィジェットを非表示にする処理
}
このコードは、ユーザーのウィジェット表示設定を取得し、必要に応じてウィジェットを非表示にします。
サンプルコード 5
$background_image = get_user_setting('background_image', 'default.jpg');
echo '<div style="background-image: url(' . esc_url($background_image) . ');">コンテンツ</div>';
このコードは、ユーザーが設定した背景画像を取得し、その画像を背景に設定します。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | 〇 |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
この関数は、特定のワードプレスバージョンで非推奨または削除された情報はありません。