ワードプレスのwp_cache_set関数の使用方法・解説

概要

wp_cache_set関数は、任意のデータをキャッシュに保存するために使われる非常に便利な関数です。この関数は、性能を向上させるために、既に計算済みのデータや重い処理結果をキャッシュに保存する際に使用されます。一般的には以下のような機能を実装する際によく使われます。

  1. データベースクエリの結果のキャッシュ
  2. 検索結果のキャッシュ
  3. APIコールの結果のキャッシュ
  4. ユーザーセッションデータのキャッシュ
  5. 計算結果(例えば、複雑な計算やフィルタ処理)のキャッシュ
  6. 設定やオプションのキャッシュ
  7. 投稿やページのメタデータのキャッシュ
  8. 外部リソースから取得したデータのキャッシュ

構文

wp_cache_set( $key, $data, $group = '', $expire = 0 );

パラメータ

  • $key (string) : キャッシュ内でのデータの識別子。
  • $data (mixed) : キャッシュに保存するデータ。
  • $group (string) : 総合的なグループ名で、同じグループ内のデータをまとめるために利用されます。
  • $expire (int) : キャッシュが有効である時間(秒単位)。指定しない場合は無期限。

戻り値

  • 成功した場合はtrueを返し、失敗した場合はfalseを返します。

関連する関数

使用可能なワードプレスバージョン

  • wp_cache_set関数は、WordPress 2.0.0以降で使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/cache.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

wp_cache_set関数は、特定のバージョンで非推奨または削除されたという情報はありません。

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