概要
wp_convert_hr_to_bytes 関数は、バイト数を示すテキストを数値に変換するための関数です。この関数は、以下のような場面でよく使用されます。
- PHPの設定ファイルからメモリ制限を取得する際
- Uplaodファイルのサイズ制限を設定する際
- データベースのサイズ制限を考慮する際
- カスタムプラグインでの容量制限を分析する際
- バッファサイズの設定時に数値を使う際
- ユーザーが入力したサイズ設定を処理する際
- ウェブサイトのパフォーマンス管理に役立てる際
- パフォーマンス監視ツールでのリソース使用量を評価する際
構文
wp_convert_hr_to_bytes( $size );
パラメータ
- $size (string): バイト数を示すテキスト (例: ’64M’, ‘2G’)。
戻り値
- int: バイト数に変換された数値。
関連する関数
使用可能なバージョン
- これは、WordPressのバージョン 3.1 以降で使用できます。
コアファイルのパス
wp-includes/default-constants.php
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション | 使用例 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | 〇 |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | 〇 |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | 〇 |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
- 現在のところ、特定のバージョンで非推奨または削除された情報はありません。
サンプルコード
サンプル 1: 基本的な使用法
$size_in_bytes = wp_convert_hr_to_bytes( '64M' );
echo $size_in_bytes; // 出力: 67108864
このサンプルコードは、’64M’ というテキストをバイト数に変換し、その結果を出力します。出力される数値は 67108864 です。
サンプル 2: エラーハンドリング
$size = 'invalid_size';
$size_in_bytes = wp_convert_hr_to_bytes( $size );
if ( false === $size_in_bytes ) {
echo "無効なサイズが指定されました。";
}
このコードは、無効なテキスト（’invalid_size’）を渡し、変換が失敗した場合にエラーメッセージを出力します。
サンプル 3: 設定からメモリ制限を取得
$memory_limit = ini_get('memory_limit');
$memory_limit_in_bytes = wp_convert_hr_to_bytes( $memory_limit );
echo "サーバーのメモリ制限は " . $memory_limit_in_bytes . " バイトです。";
このサンプルは、PHPの設定からメモリリミットを取得し、その数値を出力します。
サンプル 4: 複数のサイズをまとめて変換
$sizes = ['128M', '256M', '512M'];
foreach ($sizes as $size) {
$bytes = wp_convert_hr_to_bytes($size);
echo "$size = $bytes バイトn";
}
複数のサイズを配列に持たせて、ループ内でそれぞれを変換し、結果を出力するコードです。
サンプル 5: テスト関数内での利用
function test_memory_limit() {
$limit = wp_convert_hr_to_bytes( get_option( 'upload_size_limit' ) );
if ( $limit < 1048576 ) { // 1MB
echo "アップロードサイズ制限が小さいです。";
}
}
このサンプルコードは、WordPressのオプションからアップロードサイズの制限を取得し、1MB未満の場合に警告を出します。
これで wp_convert_hr_to_bytes 関数についての詳細をマークダウン形式で解説しました。