概要
wp_is_recovery_mode
関数は、WordPressがリカバリーモード中かどうかを検査するための関数です。この機能は、プラグインやテーマの開発者がサイトのデバッグやトラブルシューティングを実施する際に非常に便利です。リカバリーモードは、サイトが正常に動作しない場合に、ユーザーが WordPress ダッシュボードにアクセスして問題を修正するための手段を提供します。
よく使用される場面は以下の通りです:
1. プラグインの初期化処理をリカバリーモード中に行う。
2. エラーログの出力をリカバリーモード中のみ行う。
3. 特定のスタイルシートやスクリプトをリカバリーモードの際に読み込む。
4. 管理者用のダッシュボードウィジェットをリカバリーモードのときのみ表示させる。
5. 特定のアクションフックで条件付きで処理を実行する。
6. ユーザーへ別のメッセージを表示する。
7. 特定のAPIをリカバリーモードの際に制限する。
8. カスタムデバッグメッセージを表示する。
構文
wp_is_recovery_mode();
パラメータ
この関数にはパラメータはありません。
戻り値
true
: リカバリーモード中の場合false
: 通常モードの場合
関連する関数
使用可能なバージョン
wp_is_recovery_mode
関数は、WordPress 5.2以降で使用可能です。
コアファイルのパス
この関数は、wp-includes/recovery-mode.php
に含まれています。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | 〇 |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | 〇 |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head | 〇 |
非推奨または削除されたバージョン
特に非推奨または削除されたバージョンはありません。