概要
get_intermediate_image_sizes
関数は、WordPressでの画像処理に関する強力な機能を提供します。この関数は、利用可能な画像のサイズ名を取得するために使用されます。具体的には、WordPressが生成する各種中間画像サイズを取得し、テーマやプラグインのカスタマイズで使うことができます。この関数は、以下のような機能を実装する際によく使われます。
- 画像表示の最適化
- レスポンシブデザイン対応の画像挿入
- カスタム画像サイズの管理
- 特定の画像サイズに基づく条件分岐
- ギャラリーの画像サイズ指定
- メディアライブラリの表示調整
- サムネイルの一括生成
- カスタムテンプレートでの画像呼び出し
構文
get_intermediate_image_sizes();
パラメータ
この関数はパラメータを持ちません。
戻り値
戻り値は、登録された中間画像サイズの名前を含む配列です。
関連する関数
使用可能なバージョン
この関数はWordPress 2.9.0以降で利用可能です。
ワードプレスのコアファイルのパス
wp-includes/media.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | 〇 |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head | 〇 |
サンプルコード
-
全ての中間画像サイズを取得する
$image_sizes = get_intermediate_image_sizes(); print_r($image_sizes);
このコードは、全ての登録された中間画像サイズの配列を取得し、画面に出力します。
-
特定の画像サイズが存在するか確認する
if (in_array('medium', get_intermediate_image_sizes())) { echo 'Medium size is available.'; }
このコードは、’medium’ サイズが登録されているかどうかを確認し、存在する場合にはメッセージを表示します。
-
カスタム画像サイズを取得して表示する
$sizes = get_intermediate_image_sizes(); foreach ($sizes as $size) { echo '<p>' . esc_html($size) . '</p>'; }
このコードは、利用可能な全ての中間画像サイズをループで回し、各サイズの名前をHTMLの段落として出力します。
-
特定の画像サイズに基づく処理
$image_sizes = get_intermediate_image_sizes(); if (in_array('large', $image_sizes)) { // 大きな画像サイズ処理 }
このコードは、’large’ サイズが利用可能な場合に、大きな画像サイズに関連する処理を実行します。
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カスタムサイズ定義後の画像サイズ確認
add_image_size('custom-size', 800, 600, true); $sizes = get_intermediate_image_sizes(); print_r($sizes);
このコードは、’custom-size’というカスタム画像サイズを追加した後、全ての中間画像サイズを確認し出力します。