ワードプレスのcontent_urlフィルタの使用方法・解説

概要

content_url フィルタは、WordPressの wp-content ディレクトリの URL を取得する際に使用されます。このフィルタは、サーバー上のリソースへのパスを生成するため、次のような機能を実装する際によく使われます。

  1. メディアファイルのパスを取得する
  2. プラグインのリソース(例: スクリプトやスタイルシート)のパスを設定する
  3. テーマのカスタム画像の URL を取得する
  4. JSON API など、自作のエンドポイントの URL を生成する
  5. CDN (Content Delivery Network) を使用する際のカスタム URL を作成する
  6. アセットのパスをフックして変更する際に使用
  7. URL のプレフィックスを変更する必要がある場合
  8. 外部リソースを呼び出す際に動的に URL を生成する

構文

apply_filters( 'content_url', $url, $path );

パラメータ

  • $url (string): デフォルトの wp-content ディレクトリの URL
  • $path (string): 追加されるパスやファイル名

戻り値

  • (string): 変更後のコンテンツURL。

関連する関数

content_url

使用可能なバージョン

このフィルタは、WordPress 2.6.0 以降で利用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/functions.php

サンプルコード

サンプル1: CDN URLへの変更

このサンプルコードでは、content_url フィルタを使って、通常のメディアファイルの URL を CDN URL に置き換えます。

add_filter( 'content_url', function( $url ) {
    return str_replace( 'wp-content', 'cdn.example.com/wp-content', $url );
});

サンプル2: 認証されたユーザーのメディアURLを生成

このコードは、認証されたユーザーのメディアファイルの URL を生成するためにフィルタを使用しています。

add_filter( 'content_url', function( $url, $path ) {
    if ( is_user_logged_in() ) {
        return $url . '/private/' . $path;
    }
    return $url;
}, 10, 2 );

サンプル3: wp-contentディレクトリ内の特定フォルダへのパスを追加

このサンプルでは、content_url フィルタを用いて、特定のフォルダへのカスタムパスを作成しています。

add_filter( 'content_url', function( $url ) {
    return $url . '/custom-folder/';
});

サンプル4: プラグイン用リソースのパス変更

このコードスニペットは、特定のプラグインに関連するリソースの URL を変更しています。

add_filter( 'content_url', function( $url ) {
    return $url . '?version=1.0';
});

サンプル5: テーマでのURL操作

このサンプルでは、テーマのアセットの URL を変更するためにフィルタを使用しています。

add_filter( 'content_url', function( $url ) {
    return $url . '/themes/mytheme/';
});

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

非推奨または削除されたバージョン

このフィルタは、特定のバージョンで非推奨または削除されていません。

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