概要
is_registered_sidebar 関数は、WordPress において、特定のサイドバーが登録されているかを調べるために使用されます。この関数は、テーマやプラグインでサイドバーの存在を確認し、サイドバーが利用可能である場合にのみウィジェットを表示するのに役立ちます。以下は、この関数がよく使用される機能の例です。
- テーマのサイドバーエリアの確認
- ウィジェットの表示制御
- 動的にサイドバーを変更
- プラグインでのウィジェット追加や管理
- サイドバーのレイアウト調整
- 表示するサイドバーの条件設定
- 特定のページや投稿におけるサイドバーの有無の確認
- レスポンシブデザインでのサイドバー表示制御
構文
is_registered_sidebar( string $id )
パラメータ
$id(string): 確認したいサイドバーの識別子（ID）。
戻り値
- (bool): 登録されている場合は
true、そうでない場合はfalseを返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
is_registered_sidebar関数は、WordPress 3.0以降で利用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/widgets.php
サンプルコード
サンプルコード 1
if ( is_registered_sidebar( 'sidebar-1' ) ) {
dynamic_sidebar( 'sidebar-1' );
}
このコードは、sidebar-1 が登録されている場合に、そのサイドバーを表示するサンプルです。
サンプルコード 2
if ( ! is_registered_sidebar( 'footer-widget' ) ) {
echo '<p>フッターウィジェットエリアは利用できません。</p>';
}
このコードは、footer-widget が登録されていない場合に、メッセージを表示するサンプルです。
サンプルコード 3
$sidebar_id = 'secondary-sidebar';
if ( is_registered_sidebar( $sidebar_id ) ) {
// サイドバーが利用可能
} else {
// 他のコンテンツを表示
}
このコードは、変数 $sidebar_id に指定したサイドバーが登録されているかをチェックし、結果に基づいて処理を行うサンプルです。
サンプルコード 4
function my_theme_sidebar_check() {
if ( is_registered_sidebar( 'primary' ) ) {
// ウィジェットを表示
}
}
add_action( 'wp', 'my_theme_sidebar_check' );
このコードは、wp アクションフックにカスタム関数を追加し、primary サイドバーの存在を確認します。
サンプルコード 5
if ( is_registered_sidebar( 'custom-sidebar' ) ) {
echo '<div class="custom-sidebar">カスタムサイドバーです。</div>';
}
このコードは、custom-sidebar が登録されている場合にカスタムサイドバーのHTMLを出力します。
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション | 使用可能性 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | |
| register_sidebar | 〇 |
| wp_loaded | |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head |
この関数は、特定のワードプレスバージョンで非推奨または削除されることはありません。