プラグインWooCommerceのwc_get_template_part関数の使用方法・解説

概要

wc_get_template_part 関数は、WooCommerce テンプレートの柔軟な管理を目的として提供されている関数です。一般的には、製品ページやカート、チェックアウトプロセスなどの WooCommerce 機能をカスタマイズする際に利用されます。この関数は、特定のテンプレートファイルを読み込むことができ、必要に応じてオーバーライドすることも可能です。以下のような機能実装時によく使われます:

  1. 製品リストの表示
  2. カート内容の表示
  3. チェックアウトページのカスタマイズ
  4. 顧客情報入力フォームの表示
  5. 自作のウィジェットやショートコードからのテンプレートのロード
  6. フィルターやアクションと組み合わせた高度なカスタマイズ

構文

wc_get_template_part( $slug, $name = null );

パラメータ

  • $slug (string) – 読み込むテンプレートのスラッグ。
  • $name (string|null) – 特定の名前を持つテンプレートを指定する。省略可能。

戻り値

この関数は、指定されたテンプレート部分を含む HTML を返します。

使用可能な WooCommerce バージョン

wc_get_template_part は WooCommerce バージョン 2.1.0 以降で使用可能です。

使用可能な WordPress バージョン

WordPress 4.0 以降での使用が推奨されています。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1

wc_get_template_part( 'content', 'product' );

このコードは、WooCommerce の製品内容を表示するためのテンプレート部分をロードします。たとえば、製品のリストやグリッドで表示するために役立ちます。

サンプルコード 2

wc_get_template_part( 'cart/cart', 'empty' );

このコードは、カートが空である場合に表示される特定のテンプレート部分を読み込みます。ユーザーにカートが空であることを伝えるために使用します。

サンプルコード 3

wc_get_template_part( 'checkout/form', 'billing' );

この例では、チェックアウトプロセスの請求情報入力フォームのテンプレート部分を取得しています。これにより、フォームをカスタマイズできます。

サンプルコード 4

wc_get_template_part( 'loop/loop', 'shop' );

このコードは、ショップページで表示されるループに関連するテンプレート部分を読み込むために使います。商品リストの表示に関連しています。

サンプルコード 5

wc_get_template_part( 'myaccount/form', 'login' );

この例では、WooCommerce のマイアカウントページにおけるログインフォームのテンプレート部分を取得します。ユーザーがアカウントにログインする際に必要です。

これらのサンプルは、WooCommerce のカスタマイズや機能拡張においてどのように wc_get_template_part を利用できるかを示しています。それぞれのコードが異なるシチュエーションでのテンプレート読み込みに使用されることを理解するのに役立つでしょう。

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