プラグインWooCommerceのwoocommerce_edit_address_slugsフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_edit_address_slugs フィルタは、WooCommerce プラグインにおいて、住所の編集スラッグをカスタマイズするためのフックです。このフィルタを使用することで、ユーザーがアカウントの住所情報を編集する際の URL スラッグを変更することができます。通常、これを使用する場面は次の通りです。

カスタム URL スラッグを使用することで、SEO 最適化を図りたい場合。
マルチサイト環境で、異なるサイトごとに異なるスラッグを設定したい場合。
特定の業界やブランディングに合わせたスラッグに変更したい場合。
管理画面から住所編集ページへのナビゲーションを改善したい場合。
ユーザーの体験を向上させるため、より意味のあるスラッグへ変更したい場合。
特定のユーザーグループ向けにカスタムスラッグを提供したい場合。

構文

add_filter( 'woocommerce_edit_address_slugs', 'custom_address_slugs' );

パラメータ

$slugs (array) – 変更前のスラッグを含む連想配列

戻り値

(array) – 変更後のスラッグを含む連想配列

使用可能なプラグインWooCommerceのバージョン

3.0 以降

ワードプレスのバージョン

4.0 以降

サンプルコード

サンプルコード 1

add_filter( 'woocommerce_edit_address_slugs', 'custom_address_slugs_1' );

function custom_address_slugs_1( $slugs ) {
    $slugs['billing'] = '請求先情報';
    $slugs['shipping'] = '配送先情報';
    return $slugs;
}

説明: このサンプルコードは、請求先と配送先のスラッグを日本語のものに変更します。

サンプルコード 2

add_filter( 'woocommerce_edit_address_slugs', 'custom_address_slugs_2' );

function custom_address_slugs_2( $slugs ) {
    $slugs['billing'] = 'account-billing';
    return $slugs;
}

説明: このコードは、請求先情報のスラッグを account-billing に変更します。

サンプルコード 3

add_filter( 'woocommerce_edit_address_slugs', 'custom_address_slugs_3' );

function custom_address_slugs_3( $slugs ) {
    unset( $slugs['shipping'] ); // 配送先のスラッグを削除
    return $slugs;
}

説明: このコードは、配送先のスラッグを削除し、ユーザーが配送先情報を編集できないようにします。

サンプルコード 4

add_filter( 'woocommerce_edit_address_slugs', 'custom_address_slugs_4' );

function custom_address_slugs_4( $slugs ) {
    $slugs = array(
        'billing' => 'billing-address',
        'shipping' => 'shipping-address',
    );
    return $slugs;
}

説明: このサンプルは、請求先と配送先のスラッグをそれぞれ billing-address と shipping-address に設定します。

サンプルコード 5

add_filter( 'woocommerce_edit_address_slugs', 'custom_address_slugs_5' );

function custom_address_slugs_5( $slugs ) {
    $slugs['billing'] = 'edit-billing';
    $slugs['shipping'] = 'edit-shipping';
    return $slugs;
}

説明: このコードは、請求先と配送先それぞれのスラッグを edit-billing と edit-shipping に変更します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション名	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

概要

構文