プラグインWooCommerceのwoocommerce_get_checkout_payment_urlフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_get_checkout_payment_url フィルタは、WooCommerce のチェックアウトプロセスにおける支払いURLを操作するために使用されます。このフックは、特定の条件に基づいて支払いURLを変更したり、他のプラグインやテーマとの互換性を持たせたりする際に役立ちます。一般的に、このフィルタは以下のような機能を実装する際に使われます。

支払い方法に応じたリダイレクトの設定
ユーザーの購買履歴に基づいた特別なオファー表示
特定の条件でのURLの追加パラメータ付加
他のプラグインとの統合によるカスタムURLの生成
認証状況による異なる支払いURLの設定
支払いプロセス全体のカスタマイズ

構文

add_filter('woocommerce_get_checkout_payment_url', 'custom_payment_url_function', 10, 2);

パラメータ

$url : 変更される支払いURL。
$order : 現在の注文オブジェクト。

戻り値

変更された支払いURL。

WooCommerceのバージョン

このフィルタは、WooCommerceのバージョン 2.0 以降で使用可能です。

WordPressのバージョン

WordPressのバージョン 4.0 以降で使用可能です。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1: 支払いURLにカスタムパラメータを追加

add_filter('woocommerce_get_checkout_payment_url', 'add_custom_parameter_to_payment_url', 10, 2);
function add_custom_parameter_to_payment_url($url, $order) {
    $custom_param = 'my_custom_param=value';
    return $url . '?' . $custom_param;
}

このコードは、チェックアウトの支払いURLにカスタムパラメータを追加しています。これにより、外部のトラッキングや特定のプロモーションのための情報を渡すことができます。

取得元: https://www.example1.com/

サンプルコード 2: 特定の支払い方法に基づくURLの変更

add_filter('woocommerce_get_checkout_payment_url', 'modify_payment_url_based_on_payment_method', 10, 2);
function modify_payment_url_based_on_payment_method($url, $order) {
    if ($order->get_payment_method() === 'paypal') {
        return 'https://example.com/paypal-redirect';
    }
    return $url;
}

このコードは、支払い方法がPayPalの場合、特定のリダイレクトURLに変更しています。

取得元: https://www.example2.com/

サンプルコード 3: ユーザーのログイン状況に応じてURLを変更

add_filter('woocommerce_get_checkout_payment_url', 'change_payment_url_for_logged_in_users', 10, 2);
function change_payment_url_for_logged_in_users($url, $order) {
    if (is_user_logged_in()) {
        return $url . '&logged_in=1';
    }
    return $url;
}

このコードは、ユーザーがログインしているかどうかに応じて、支払いURLを変更しています。

取得元: https://www.example3.com/

サンプルコード 4: 特定のセール時にURLを変更

add_filter('woocommerce_get_checkout_payment_url', 'change_payment_url_during_sale', 10, 2);
function change_payment_url_during_sale($url, $order) {
    if (wc_get_product($order->get_product_id())->is_on_sale()) {
        return $url . '&sale=active';
    }
    return $url;
}

このコードは、購入する商品がセール中の場合にURLを変更しています。

取得元: https://www.example4.com/

サンプルコード 5: テスト環境用にURLを変更

add_filter('woocommerce_get_checkout_payment_url', 'test_environment_payment_url', 10, 2);
function test_environment_payment_url($url, $order) {
    if (defined('WP_ENV') && WP_ENV === 'testing') {
        return 'https://test.example.com/checkout';
    }
    return $url;
}

このコードは、テスト環境である場合に支払いURLを特定のテストサイトのURLに変更しています。

取得元: https://www.example5.com/

概要

構文